自然相手のスポーツが持つランダム性
僕らのやっているフリーライドはもろに天気の影響を受ける。ランダム性があり、毎回同じ状況で開催されることはない。
同じ状況というのが存在しないので毎回『滑ってみないとわからない』部分がたくさんある。予想はできるがあくまで予想だ。
だから予想はしているけどそれを信じ切らないというか、信じるんだけども『滑ってみたら違った』となるかもしれないと予想する。
試される
そこで大事になるのが反射神経をメインとした対応力。そしてそれを発揮できるだけの余裕があること。
滑りながら得た情報を使って、リアルタイムに身体がアウトプットして滑る状態。為末大さんの記事では『体を明け渡す感覚』と言われていたがそれに近いものだと思う。
滑りのイメージをガチガチに準備しすぎると予想と違ったときに素早く別の反応をすることが難しくなる。そう実感することは多い。
ある種の適当さ、余白
当日になってもまだ滑るラインが決まっていないことがよくある。スタート直前に決めることだってあるし、周りもにそういう選手を見た。
それらが示しているのは完璧なラインを準備するのではなくある程度のラインを描いてポイントを絞れたらあとはできることはそんなに無い、ということだと思う。
準備しすぎない、滑ってみてからの対応力。この時に『どこまで準備するか』と『滑りの対応力』が大事になってくると思いました。