大会直前の雪崩
ヨーロッパ最後の大会当日、選手がハイクアップする場所までの移動途中で雪崩に巻き込まれた。
セーフティチェックをした直後の斜面での出来事だった。2人のスノーボーダーの選手が巻き込まれ半分埋没と完全埋没だったらしい。
その日の大会は中止になったが、雪崩が起きたと連絡が入った時は周りにいた人も動揺していた。
ミーティング
雪崩が起きた場所は今まで20年間そういった出来事がなかった場所だったそう。今年のヴェルビエは雪崩が多く大会前日も雪崩で人が亡くなっていた。
午後になってから選手たちに向けてミーティングが開かれた。そこでは『次回からはトラバースラインにフラッグを立ててそこから外れたルートを滑らないようにする』といっていた。
大会前日に雪崩が起きたすぐ横の斜面を滑っていたことを思い出すといつどこで起こるか本当にわからないし、いつもと違う場所だと尚更そうなる。
自然相手
今回改めて自然相手のスポーツだと気付かされた。なんとなくヨーロッパに慣れてきたタイミングでの出来事だった。
大会側も安全は確保するが自然相手の時点で100%の安全はない。普段から注意を払うくせがないと自分がどんな状況で滑っているのかを忘れてしまう。
大会が終わり気持ちをリラックスさせるのは必要なこと。だけどリラックスするタイミング、場所は注意したい。