『かかった!』
クライミングやボルダリングをやっていると上級者たちの感覚がわからないな〜と思うことがよくある。専門用語とかではなく感覚の話。
同じ壁なのに見え方が全然違う様に思う。彼らの『かかった!!』と僕の『かかった!!』は違う。具体的にはかかった後のムーブがないのが自分。
『まじ?これがかかったなの!?』ということが多い。自分の知らない感覚があると感じる。言葉でかかった!と思っても体は対応できない。
なぜ耐えれる?
登っている人を見たときに『何で落ちない?』とよく思う。こーなったら落ちるだろうというところで落ちない。『きっつ〜』っと言ってからなかなか落ちない。
みんなを見ててすごく面白いな〜と思うのが、筋肉量が少ない人でもスイスイ登ること。『体が軽いから』とか言葉でわかったつもりでも生で動きを見るとそれだけじゃないと感じる。
外に行った時も思ったけど登っている時の余裕も違う。特にキツくなってきた時の余裕。テンパらない感じ。
スタートできる様になった
ただ少しずつ進歩してる部分もある。今までスタートできなかった課題をスタートできる様になっていること。これがめちゃ面白い。
ホールドを持った瞬間に『あ、なんかいけそう』と思えた。その時は足を今までより信用できる様になった気がして『あ、やっぱいけたー』という感じ。
この『あ、なんかいけそう』という感覚が次のステップが見えてくる瞬間だと思った。その感覚は体感的なものだから教えてもらえるものではない気がする。