春が終わると
ニセコに住んでいて初めて知ったけど春が終わると、みんな薪割りをし始める。道路を走っていても木を運んで、チェーンソーで切って、斧で割って、組み立てる。
そんな作業をしている家が結構ある。この時期に割って乾燥させておかないとよく燃えないらしい。冬が終わったと思ったら、すぐに次の冬の準備だ。
夜薪を割っていると、遠くでも薪を割ってる音が聞こえる。『パーン!パーン!』と夜の森で交互になってたりする。
虫たちの楽園
そして薪割りをしていると色々な虫を見ることになる。こんなでかいナメクジいるの!となるし結構ビビる時もある。
木を持つとトカゲが下で眠ってたり、ありが木に巣を作って卵を産んでたりする。木端の中にネズミがいたりすることだってある。
なんか面白いな〜と思った。薪にこんな虫集まってくるんだ〜と。結構薪は虫たちの楽園なんじゃないかと最近は思っている。
1つ1つ違う
薪も1つ1つ違う。まず割るときは木の場所や種類によって割りやすさが全然違う。そして燃え方も違う。白樺は簡単だし音も良い。
薪を組み立てるときだって1つ1つが違う形。だから組み立てる時も意外と頭を使う。ずれて崩れることだってよくある。
薪割り、運び、組み立て。この作業がシンプルだけど簡単じゃない。虫がいたりめっちゃ組み立てたと思ったら崩れたり。面白い。頭も体も使う気がする。