元選手の若いマネージャーたち
今シーズン海外に行っている時のこと、本国のブランドマネージャーの方たちと関わることが多くあった。シーズンを通して何度か会っているうちに気になることも。
話を聞くと『元々選手だった』という人が少なくない。皆1度はトップを目指して選手をやり、途中で怪我が理由でマネージャーになった人もいる。結構年齢が若い、20代後半から30代前半。
彼らは熱心だし、何より現場を知っている。それがブランド、サポートを受ける選手にとっては都合が良いし、スムーズに進む。お互いの目線が近い。
距離感
ただ彼らと話をすると『やっぱりたまに羨ましいと思う、道具を持って選手の真横にずっといて1日中見てるだけ、簡単じゃないよー』と言う声を聞く。
『今年は全然滑れてないよ、10回も行けてない』元々選手をやってた人だと考えると生活スタイルがガラッと変わっているのが伝わる。
スキーにかなり近く、深く関わっていながら実際にスキーをする時間がないこと、今までの冬シーズンの過ごし方の違いに少し葛藤しているようにも見えた。
現場
良い悪い、改善すべきという話ではなく、実際に現場で動いている人の中には彼らのような人たちもいるんだなと。
好きなものに近いところに居ながら、実際にそれをする時間は少ない、そんな見方も出来る。逆に自分のステージが変わることに選ばず離れていく人も見た。
彼らを見ていて、いつか自分のライフステージが変わる時はあると思ったし、変わった後でもそれ自体にあまりに近すぎる(年齢的にも関わり方的にも)と最初のインパクトは大きいように自分には見えた。