大会のゴールエリア。ゴール後は皆他の選手の滑りが気になる。
新しい世代の活躍
今年のFreeride World Tour(フリーライドの最高レベルの戦い)では10代と20代の活躍が目立った。
結果だけ見てもスキー男子では10代で優勝している回数が2回もありそれ以外の大会でも20歳の選手や21歳の選手が優勝を独占している。
去年までは20代後半や30代前半の選手が活躍していた事を考えると、世代交代が始まったシーズンとなったのではないか。
スタイルの変化
新しい世代と今までの世代とでは滑り方にも大きな違いがある。今までの選手はジャンプではストレートエアーやグラブなどが中心だった。
若い世代はそれに対してトリックをかけてくるようになった。バックフリップや360はもちろんコーク720、そしてついに大会初のダブルバックなんかも出てくるようになった。
エアーに関しては練習施設等の環境が豊富になったことでジャンプに対する経験は若い世代の方が多いように感じる。
滑りの多様性が生むもの
2021~2022シーズンは新旧のトップの滑りが1つの大会でぶつかり合ったシーズンで見ているのが面白かった。
滑る人によってスタイルが変わってくるのはもちろん、世代によっても滑りの雰囲気が変わってくる部分があり様々なタイプの滑りを見ることが出来る。
また新旧の戦いとなることで見る人の層にも違いがあることを感じた。新しい滑りのスタイルが出てくる事で比較できるものが増えたからだと思う。
それだけ滑りに多様性が出てきたという事なのか。来シーズンも楽しみだ。