上につくと下が見える

2024.02.06

登り

今はスイスのヴェルビエにいる。ここはフリーライドが盛んなエリアで今自分が出ている大会が生まれた場所でもある。

そんなヴェルビエには有名なベック・デ・ロスという斜面がある。この斜面は長く急でかなりイカつい斜面。フリーライドの世界大会のファイナルで使われる斜面。

登りは意外と短くて1時間くらい。だけど前日にしっかり斜面を見てどこを降りるか、どこは行かない方が良いか。などクルーと話し合った。

滑り

当日も天気は良く風も弱かった。登り始める前に数日前に登った人と話をしてしっかり情報を共有してから登り始めた。

登りは途中途中やっぱり怖いところはある。日本だとあんなに緊張する登りはあまりない。あの緊張感と集中する感じ。上につくと下が見える。半端なく急だった。

『マジかよ!こんな急かよ!』となった。雪の状態は良く無かった。慎重に滑り降りて途中途中周りの岩の感じとかも見ながら降りて行った。

達成感と尊敬

下につくとやっぱり達成感があった。それは気持ちの良いもの。映像でよく目にしていたから遂にやったぜ〜!の感覚が大きかった。

そして過去にあの頂上からスタートした選手たちはすげーなと思った。あんな急な斜面でパフォーマンスしていたのかと、すげ〜と思った。

登りも下りも緊張感があり、無事終えた時は達成感があり。とても良い経験になった。日本にいる時には出来ない経験を出来ている感覚がある。