鈍感力

2022.05.25

大会斜面に登るスタート地点、友達がバックに板の付け方が分からず手間取ってて笑った。

優先順位

転戦する中で『なんでこれ気にならないんだろう』という状態で大会に参加している人達がいる。例えば板のソールはボロボロでコア部分が見えてたり、ウエアが破れていたり、前日も飲んでいたり。

これは『テキトーなやつだな〜』で終わることも出来るのだが見方を変えると外的な要因に影響されない状態だと言える。

実際に彼らに『それ大丈夫?』と聞いた時『このくらいは全然気にならないよ』と言っていた。

つまりその状態(完璧な状態ではない)と言うことは認識しているのだが、それに対するリアクションに違いがあるみたいだ。

大会になると色々と気になる。全てのアイテムを最高の状態で、と言う気持ちになり前日に準備することが多くなりランのイメージの時間が確保出来なかったり、寝る時間が短くなったりする。

一方でアイテムのことは最低限の確認にしていつも通り過ごしたり、ランのイメージに時間を使ったりする人もいる。

その人の中に優先順位があり、その優先順位に従って何に時間を使うか、エネルギーを使うかが決まっているのだと思う。

取捨選択

そんな彼らを見ている中で、意識的なのか無意識なのかはわからないが彼らは入ってくる情報を楽に取捨選択しているように感じた。

情報の取捨選択が出来るとエネルギーの確保に繋がるので集中しやすくなる。

まとめると、鈍感力というのは入ってきた情報を優先順位に従い取捨選択出来る状態、ということだと思う。

結果として多くのエネルギーを競技に使うことが出来てパフォーマンス向上に繋がっているのだと思う。

ちなみに最初に紹介した彼はこの大会で2位を獲得していた。

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書いた人

勝野天欄

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