自分の中で思う本当の『負け』

2023.05.15

負けの経験

大会に出場していると圧倒的に負けを経験することが多いのが現実だと思う。選手は負けを経験してる。

それも人前で負ける。観客、サポーターの前で。ポイントで、タイムで誰に負けてるのか見るひともわかりやすいようになっているし、大会側もそうする。

そう言った経験はなかなか日常生活にはない感覚だと思う。時間、金をかけてトライして負ける。でもそこで自分の実力を学ぶことができる。

来シーズン

自分の中で本当の『負け』とはなんだろうかと思う。大会でコケることも負けにつながるしそれは現実的なこと。でも本当の負けなのか?

トップから落ちた選手を見ていて思ったのは『人前で自分の実力を出しきれないことに対する苛立ちとそのポジションを失うことの不安感』

彼らの中には途中から大会に出ないという選択を選ぶ選手もいた。逆に3年ぶりに復活した選手もいた。上から下に落ちた時の感覚は彼らにしか分からない。

晒せるか

今のところの自分の中での本当の負けは『大会に出場することが怖くなること』。負けに強い選手というのは、自分を人前で晒せる選手だろうと思う。

負けたくない→失敗したくない→出なければよい→結果がない。負けたくない→トライする→うまく行ったり、上手くいかなかったり→結果がある。

前者は他の道を試せる、損切りが出来るか出来ないかは大切な感覚。後者はわかりやすい結果がついてくる、その過程で自分の行動や反応、思考を知る機会も多いと思う。

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書いた人

勝野天欄

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