大会と緊張

2023.06.03

チャンス

毎シーズン大会を転戦していると『この大会は勝てそうだな』と思うことがあったりする。だいたいそれはスタートリストと斜面を見た時。

あとは大会のインスペクション中とかの何気ないその人の滑りでなんとなく予想がついたりする。うまい人ほどデフォルトが違う。

このチャンスの割合によって自分の緊張も変化したりすると思う。たまに『海外より日本の大会の方が緊張する』と聞いたりする。『勝って当たり前』で勝つ選手は強いと思う。

チャレンジャー

海外に行くとやっぱりチャレンジャーの気持ちでいられる。彼らがどのくらいのレベル、自分がどのくらいのポジションにいるのか、わからない。

チャンスが少ない、もしくはチャンスは少ないだろうと思っているから守るものも少なくなり伸び伸びとプレーできるのかもしれない。

『やりやすい』そんな感覚。そこで負けるのと、日本の大会で負けるのは本人にとってダメージが違うのだと思う。

不確定要素

逆に超超トップの選手たちの大会に出ることになったら緊張しないと思う。なぜならチャンスがほぼないから『負けて当たり前』からスタートする。

勝てると思うから緊張する。そしてそのチャンスが大きくなるほど、チャンス自体が不確定要素であることによる不安や恐れがじわじわ効いてくる。

今回出場するこの大会は自分はどのくらいのポジションにいるのか?僕は真ん中よりちょっと上、トップではない。そんなところにいると『これはイケる』って思ったりする。

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書いた人

勝野天欄

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