ヨーロッパ転戦中スロバキアで不完全燃焼で終えた大会があった。結果だけ先に言うと21位という結果だった。
不得意なコース
選手には得意な斜面と不得意な斜面がある事が多い。僕はアイテムがジャンプしやすいかつ繋げやすい斜面が好きだ。フリースタイルよりな斜面。
しかし今回の斜面はスロープスタイルな斜面には見えなかったかつ常に爆風が吹きカチカチな斜面だった。
他を考えない
少し前『スロープスタイルな斜面には見えなかった』と言ったが上位の選手はトリックを3~4つ入れてランを通した事を考えると自分の見る力が足りなかったのだと思う。
この時はチームで動いていたがコーチとランのことについて話すことも多かった。最初に話した時にそのランを通せば十分優勝出来るよと言われた。これが良いのか悪いのか他の選択肢を持たないまま大会に臨むことになった。
今振り返ると他のランも吟味するべきだったと思うし、コーチの言葉を信じすぎても良くないというか自分の中で感じる違和感みたいなものはしっかり確認するべきだったと思う。
不完全燃焼
ランは悲惨だった。想像よりもアイテム同士の距離が近く斜面が急だったのでかなりクイックな欄になり予定していたトリックを掛けられなかった。1つアイテムもスルーしてしまい挽回しようと最後に360をやったが中途半端なスピードだったので着地後の安定感がなかった。
周りの選手には『天欄らしくない滑りだったね』と言われる事が多かったし、自分でも不完全燃焼の滑りをしているのはわかった。
滑るラインには自信を持っている状態で臨むべき、自分の違和感を大事にしていこう。そんな風に思った大会だった。