結果は大事
結果は1番大事。まず最初にこれを言っておきたい。少なくとも僕にとっては大会での結果はスキーヤーとしての生活に大きな影響を与えることだってある。
最もシンプルで嘘がない。それが結果だと思う。僕のようなグローバルに活躍したいと思っている選手にとっては大会で結果を残すことが良い契約、良い環境を作るのに繋がる。
若い選手にとっては結果を残すことがその後の選手活動が継続できるかどうかに直結しやすい。良い悪いではない。当たり前だけど結果を残すのと残してないのには違いが出る。
知らない世界を見れる
ただ結果だけじゃない大会に出る良さもあるのかなと思う時もある。それは『大会に出場する』を理由に色々なところに行けることだ。そして色々なもの見る。
異文化に触れることで日本での感覚を初めて比較できるようになったりする。さまざまな場所や年齢、国が違う人たちと触れたりすることで違う世界に触れる機会が生まれる。
ここで自分が感じる共感や違和感。これを感じることができるのは素晴らしいことだと思う。ここに集まっている人は似ている感覚を持つ人が多い。同じ競技をしているので関わりを持つハードルも低い。
自分を知る
もう1つは大会を通して自分を知るようになることだと思う。大会の前後、特にランが終わった直後は感情が昂っている。緊張した時、成功した時、失敗した時の自分の反応がある。
違う文化の人たちとコミュニケーションをとることもあるから、自分がどういう人たちと話が合うか、話しやすいか、話しにくいか、一緒にいてどう感じるかを知ることができる。
結果は超大事。でもそれ以外に大会には『同じことをしている違うところにいる人たち』と関わる機会があり『結果と関わりを通じて自分の反応を知る機会』も生まれる。