『なぜならそれがアートだから』

2023.09.14

やらない、回数

先シーズンから海外クルーと撮影する機会が増えた。自分にとってはようやくここまで来たという感覚。サロモンに入ってからトップチームと撮影するまで7年かかった。

彼らとの撮影は初体験になる事が多い。自分は何も知らないガキだから学ぶことが多い。そういうところに行くと新しいステージに進んでいる感じがする。

1番印象に残っているのは『無駄なことはやらない』という決定をする事が多いこと。つまりトライせずにそのまま帰ったり『この絵はいらない』となればそれはやらない。

限られたチャンス

この感覚が自分には初めてのことだった。『出来る』のに『やらない』なんでだ?と思ったが彼らと過ごすうちに撮りたい画がフィルマー、ディレクターの中にあるような感じだった。

もちろん悩むことだってある。1時間近く粘って『できそうだけど危険だし、まだこれから先に撮りたい画もあるからやめる』ということだってある。

そうすると自然とチャンスが限られたりする。バックカントリー系は時間も天気もコンディションも大事。残す画も1発で残すのが普通になってくる。

もっとやりたい気持ち

初めてのその経験は自分の中のこれまでのハングリー精神というか向上心というか『もっとやりたい』という気持ちとぶつかった。撮影は違う部分もある。

こんなことを友達に話した時に『それがアートなんだよ』って言ってた。おーこれは面白い。頑張ったすごいトリックとカッコ良い画は違うらしい。

確かに頑張ることはこれまでやってきたものな気がする。けど『これをやったらどんな画になるか?』ということは圧倒的に少ない。ニュージーランドで勉強中、実践中。

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書いた人

勝野天欄

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