役割が決まっていることの楽さと怖さ

2023.11.24

役割

冬が近づいてくるにつれて、色々と予定を立てたりすることが多くなってきた。ふと『役割が与えられてるってこんなに楽なのか』と感じる。

どういうことかというと自分は何もしなくても『この撮影に行かないか?』『このイベントに来れる?』『インタビューを撮りたい』とかで自分に役割が与えられる。

特にFWT24を決めた後は海外からのオファーも来るようになった。海外クルーとの撮影やイベントは興味があるし、それに憧れてた自分もいる。

実体がない

外からのアプローチが増えて自分でやる必要がないくらいに感じてしまう。メディアやイベントを通じて周りが持ち上げてくれることが当たり前になったりする。

トップにいる人達をよく見ると『こいつすごいけど、こいつ自体が何かをやってる訳じゃないよな〜』と一緒にいて思うこともあった。極端に言うと上手いけど、何もない。そんな奴もいる。というか多い。

自分がすごいと思う人は、その人自体が何か事を動かしている。大会から落ちても焦ってる感じがなかった。代わりにプロジェクトに取り組んで周りを動かしてる。

勘違い

今話したのは少し先の話だけど、自分の役割が決まっているってこんなに楽か、と感じる。何も決まっていない時と比べると充実しているようにも見える。

でも、この感覚に慣れるとすっごい大きな勘違いをしそうで怖いとも感じる。与えられてる役割がなくなった時に、そこでようやく『自分には何もない』と気づく。

この前の上映会で全然人が来なかった。今思うと『お前勘違いしてんじゃねーよ、これが現実だよ』と言われた気分。この時、上映会やって良かったと心から思った。

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書いた人

勝野天欄

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