ビビってる
スキーの大会を転戦している中で怖さを感じることがある。今回の怖さはジャンプやラインといったものではなくもう少し見えにくいもの。
将来に対する不安や恐れという感覚。選手をやっていると常にこの感覚がある気がする。先が見えない感じ。
でも当たり前かもしれないけど子供の時はそんな感覚なんて一切なく滑りまくってた。無我夢中、先とか考えた行動とかもなかった。
トップの選手も同じ
この不安や恐れというのは選手をやっていると感じやすいと思う。例えば僕だと『いつかFWTに上がれるんだろうか』『FWTの来年のシリーズに残れるのか』とか。
ただ僕がヨーロッパで感じたのはトップの選手でも同じなんだなと思った。トップにいた選手が『自分の実力を発揮できなくて辛い』『下に落ちるかもしれない』
といっていた。自分からするとあんなに活躍してるから安心だろうな〜とか思っていたけど本人は全然ビビってたし不安そうだった。
無くならない
もしかしたらトップに行っても変わらないのかもしれないと思った。ずっとこの感覚は無くならないのかもしれないと。
上に上がりたい時は『自分は上に上がることが。。。』と思い、上に上がると『下に下がりたくない』と思うように、どこのポジションにいてもビビってるというところは同じに見える。
みんなそれぞれビビってる。だから準備したり用意したりする、それでも不安は無くならない。子供の時は起きてもないことを考えたりしなかった。