違和感のある言葉

2023.10.12

修行

普段スキーをしている時に、たまに聞く言葉がある。修行という言葉。『これは修行だわ』とか『修行してきます』とか。

ネタで『この気温と風は修行だわ』というような使い方をする時もある。でも『きついけど頑張ってきます!』という使い方がされる時もある。

この後者の場合に『修行』という言葉を使うことに対してすごい違和感を覚える。その時の言葉の使い方によって後者の意味だとわかる時がある。

違和感

なぜ違和感を感じるのか少し考えてみる。例えばスキー場に行ったけど雪のコンディションが悪すぎたりした時に『修行が必要だから』みたいな感じでその悪いバーンを滑りに行ったり。

その選択を横で見ていて『それやって楽しいんですか?』というのが心の中に違和感が生まれる。楽しくないなら別にやらなくて良くないですか?と思ってしまう。

キツいと感じながら『これは修行だ』と自分に言い聞かせながら滑ると自分に嘘をついてることになる。『楽しい』がくっ付いてないならその『修行』の意味はあるのか。

近いけど遠い

『キツいけど、楽しいからやってる』というかやってしまうぐらいの感覚。登りに数時間かけて滑る時間は数分。それでも行っちゃう。

自分はこんな時修行だと感じない。というか修行と思うくらいだったらそもそもやってないはず。スキーはそういうもの。

同じことをやっていたり、自分の周りにいる人でもこの言葉の使い方で感覚の違いを感じる時がある。そしてその感覚の違いは自分の中では結構デカい。

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書いた人

勝野天欄

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