リスクとタイミング

2022.06.05

雪崩のリスクが高すぎるということで開催中止になった大会斜面。

リスクとは

自然現象人間行為が,人間の生命財産,生存環境などに損害を与える恐れがあること,あるいはその恐れの大小のこと。リスクは確実な予想はできないが,定量的に評価するには,発生する可能性のある損害の規模と発生確率を考慮する必要がある

ブリタニカ国際大百科事典

フリーライドスキーをやる中で常にある程度のリスクと向き合いながら滑っている。引用にある『リスクは確実な予想はできない』という部分に確かにそうだなと感じた。

他のスポーツでもそうだがより上を目指そうと思うとある程度のリスクは引き受けることになる。

リスクの取り方

ヨーロッパ転戦中2回優勝、4回クラッシュという結果だった。周りの友達やチームのコーチには『いつもめっちゃ攻めるな〜』と言われることが多かった。

いつも1位を目指して100%で滑っていた。リスクを取って攻めたランをすると表彰台の可能性が高くなるが同時にクラッシュの確率も高くなる。

一方で彼らの中にはポイントを稼ぐためにリスクを減らして最初から8位以内に入るランをどうやってやろうか?と話している選手も多かった。

8位以内に入るランをしていた選手の中には『結果はうまくいったけど、自分のやりたいランができなくてスッキリしない』と言っている選手も多かった。

自分の滑りを大会にコントロールされている感覚に違和感があるんだろうなと思った。

これだとメンタル的に楽しくなさそう。ただ確実にポイントを取りに行き次のステージへ上がることを考えている。

見極めと撤退

リスクは取るべきタイミングがあると思う。8位以内を狙っている彼らも最終ステージではリスクを取って1位を目指す。

取るべきリスクなのか。取るべきタイミングなのか?これを見極める為の知識や経験が必要になってくる。

そして取るべきでないリスクに直面した時に撤退する、ということができることも非常に重要だと思う。

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書いた人

勝野天欄

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