滑り出してみないとわからない

2022.06.20

スタートエリアから見た斜面。当然見えないアイテムもある。

不確定要素

僕のやっているフリーライドスキー競技では練習が一切ない。ぶっつけ本番の一発勝負となる。

大会で滑る時はアイテム同士の距離間やジャンプのテイクオフには雪がついているのかわからなかったりする。

不確定要素が多いので、自分の感覚や直感に頼る部分が多くなってくる。

失敗した時のことも想定

大会ではできないイメージを持ったまま滑り出すことはない。失敗した時のイメージはするがそのイメージをスタートゲートに持ち込むことはない。

失敗のイメージは『このスピードでジャンプしてコケたらどのくらい下まで流れるか、その先に障害物はあるのか』など

攻める滑りをする中でもリスクを減らすために常にチェックしている。

直感の精度

不確定要素が多いので自分で選択することが多くなる。そして滑り出してその答え合わせをする感じ。

不確定要素の中から自分で予想を立て実行、そして結果があり自分の予想と実際に滑ってみての違いはどうだったのかというフィードバックを得る。

これを繰り返すことで自分の予想する能力が高くなる。自分の判断や選択、直感などに自信が持てるようになってくる。

予想する能力とは言い換えると見えるもの、見方が増えることを意味しています。見えるものについての記事はこちら

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書いた人

勝野天欄

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